看護師が勤務する2種類のコールセンター

看護師が一般企業のコールセンターで働く場合は、まず研修を受けることから始まります。企業によって研修内容は異なりますが、声の大きさや質、高さ、速さ、間のとり方など話し方に重点を置いたものがメインです。
研修が終了すれば実践でデスクに座り、頭部にヘッドセットを装着してパソコンと電話機を前にして対応します。
コールセンターを利用するお客さんは、健康保険組合に加入している社員や企業、高齢者、家族などです。相談内容は様々で、健康や育児相談、介護相談などがあります。
看護師としての経験と知識が役立ちます。直接対面では無く間接的な助言でも人の支えになるのです。看護師が医療機器業界のコールセンターで働いた場合は、受電した問い合わせ内容がクレームの場合なら、それに対応する知識などの能力が求められます。
クレーム対応は大変な業務ですが、医療機関に勤めていたときのような突発的な残業や急変の対応に追われることも無いので、コールセンター勤務の方が心身的な疲れが少なくて済みます。
医療機器業界のコールセンターに相談してくる人は、看護師や薬剤師などの病院関係者や患者などです。
そして、相談内容として多いのは、血糖測定器や腹膜透析機器についてや医療機器の不具合などです。そのため、医療機器業界のコールセンターは相談内容に対しての、対応基本マニュアルが作成されていますので、安心して答えることができるでしょう。
また、勤務することによって得る1番のメリットは、適切な敬語と表現の仕方、ビジネスマナーを学ぶことが可能なところにあります。